イベントへ出店のときしか利用しないと言う方は、クレジットカード決済端末が利用できるのかな?審査が通るのかな?と言う疑問がありますよね。
本記事は、「普段はネットショップメインなどでお店がないけどカード決済端末が欲しい!」と言う方向けの記事です。そんな個人事業主でも審査が通り、初期費用や決済手数料を考えてオススメできるカード決済端末をご紹介します。
本記事を読むことで、導入すべきカード決済端末がわかった上で、1週間後には実際にカード決済ができるようになります。
個人事業主でも審査が通るカード決済端末4つをまとめて比較
結論から言うと、個人事業主でも審査が通る、そして初期費用を抑えて利用できるカード決済端末は以下の4つです。
- Coiney(hey)
- Square(Square)
- AirePAY(リクルート)
- RPAY(楽天)
それぞれの基本項目をまとめて比較すると、以下のようになります。一つ一つ詳細でどんな観点で見ればいいのかがわかりにくいかと思うので、一番右の列にコメントを入れています。
ご自身の状況や事業内容をイメージしながら見てみてくださいね。
項目 | Coiney | Square | AirPAY | RPay | コメント |
審査 | 通りやすい | 通りやすい | 通りにくい | 通りにくい | CoineyかSquareが有力 |
承認期間 | 1週間程度 | ほぼ即時 | 2〜3週間程度 | 1週間程度 | 急ぎでなければ関係なし |
初期費用 | カードリーダー19,800 | カードリーダー7,980円 | なし | カードリーダー18,800円 | 影響度は大きい |
月額費用 | ¥0 | 差なし | |||
カード決済手数料 | 3.24%~3.74% | 3.25%〜3.95% | 3.24%〜3.74% | 3.24%〜3.74% | ブランドが決めるので比較意味なし |
入金サイクル | 最短10日後 | 最短翌営業日 | 月3〜6回(銀行による) | 最短翌日 | 潰れる時に影響 |
入金手数料 | ¥0
(10万未満¥200) |
¥0 | ¥0 | ¥210(楽天銀行は¥0) | 入金タイミングや口座を工夫すれば差はなし |
対応OS | iPhone,iPad,Android | iPhone,iPad,Android | iPhone,iPad | iPhone,iPad,Android | 使う端末を合わせれば良い |
レジ機能 | なし
連携可能 |
指定のレジ機能 | 指定のレジ機能 | 指定のレジ機能 | レジアプリは外部の方が良いケースもあり |
電子マネー決済 | 可 | 不可 | 可 | 可 | 少額の商品なら魅力に |
オンライン決済 | 可 | 可 | 不可 | 条件付き可 | オリジナルECサイトで魅力に |
レシートの発行 | 別途プリンタ必要 |
イベント出店系の個人事業主で審査が通るクレジットカード決済端末の選び方
初期費用、決済手数料、入金サイクル…色々な項目があって、迷ってしまいますよね。はっきり言って、どれも悪いサービスではございません。
おそらく5年後も、消えていくようなサービスはないでしょう。それくらい、どれも切磋琢磨してどんどん良いサービスになっています。
そんな4つから、どれを選べば良いかわからないと言うのが正直なところですよね。ここからはそれぞれのカード決済端末について、どんな事業の方がオススメなのかをご紹介していきます。
ちなみに本記事の想定読者である、「実店舗が現在はなく、イベント/催事的に出店している」と言う前提の元の話です。
Coineyがオススメな方
「売上が安定的にあって、商品が少額」の方
定期的にイベント出店する生活をすでにしている方で、ハンドメイド品など数百円から数千円の商品価格の方にオススメできるのが、Coiney。
理由は
- 出金手数料が10万円以下だと200円かかってしまうこと
- Suicaなどの交通系ICカードに対応している
この2点です。
ただし後述するように、2019年6月現在ではSquareがオススメの方にも、Coineyがオススメです。
Squareがオススメな方
「売上があったりなかったりする」
そんな方にオススメなのがSquare。Squareこそ、たまに気の向くままにイベントに出店しているような方にぴったりなカード決済端末です。
審査がゆるく、少額でも出金手数料がなくて、おしゃれな端末。
会社がちょっと知らなくて不安と言う方もいらっしゃるかもしれませんが、そこは安心していただき問題ないでしょう。それは、Squaraは実はTwitter社の創業者が作った会社だからです。
日本では個人名自体はあまり有名ではないですが、社会的信用などが心配なのであれば、全く心配はご無用ですね。
審査もCoineyとSquareがゆるく、AirPayとRPAYが厳しいのが特徴なので、実店舗が現在はなく、イベント/催事的に出店しているような方のほとんどはCoineyもしくはSquareで間違い無いでしょう。
Squareの方がスタンダードな機能やサービスと若干軍配が上がるのですが、2019年現在はCoineyを私は押しています。
SquareかCoineyのどちらかだな、と言う方は次の「2019年はSquareyよりもCoineyがオススメな理由」まで飛んでくださいね。
ここからは、イレギュラーではありますがAirPAYやRPAYがオススメできる方がどんな方なのかをご説明します。
AirPAYがオススメな方
「今後は店舗出店など売上拡大を目指すが、楽天に依存するのは何だか…」
そんな方向けです。後述するように、楽天の囲い込みは良くも悪くもものすごいです。AirPayを提供するリクルートも似たような点はありますが、それでも少し中立的な印象ですよね。
Airレジとの連携や豊富な機能の活用を考えると、たまに必要になる決済端末としてはすごすぎるんですよね。
だからこそ、ビジネスの拡大を考えている方に、AirPayがオススメです。実際に大きな販売イベントなどに足を運ぶと、AirPayを利用しているショップは実店舗があるお店だったりネットショップですでに有名のようなお店が多い印象です。
RPAYがオススメな方
「今後は店舗出店など売上拡大を目指す、楽天のサービスに乗っかりたい」
そんな方にぴったりなサービスです。楽天は楽天市場のイメージが強いかと思いますが、実はカード事業や銀行事業が売上を引っ張っているような状況です。
楽天カードとの連携で融資が行われていたりと、店舗運営のサービス自体はもちろん、いわゆる楽天経済圏で生きることで恩恵をより受けられうようになるはずです。
2019年はSquareyよりもCoineyがオススメな理由
実は「Square」の方がここ数年は最もオススメできる決済端末でしたが、最近Coineyの方がよりオススメできる状況に変わっています。
その理由は以下の記事で書いているのですが、2つあげるならば以下です。
- 初期費用キャンペーンで端末料金無料なのがCoiney
- 経営陣が日本の決済/ネットショップを変えてきた異常なメンバー
一つ目は説明するまでもないのですが、初期費用の差分を埋めるまでのサービス差って、おそらく小規模事業者の売上規模で考えるとなかなかないんですよね。
どういうことかというと、Squareでかかる初期費用は7,980円、Coineyはキャンペーンで無料です。
この差分はあまりに大きいのです。
出金が10万円以上でできるのであれば間違いなくCoineyがオススメで、そうでなくてもCoineyがオススメな理由が、「経営陣が日本の決済/ネットショップを変えてきた異常なメンバー」だからこそなのです。
Coineyはまだまだ産声を上げてから間もない、小さなサービスです。私がハンドメイドのイベントにいっても、昨年までは1店舗も利用していなかったのでは?と言うレベルでマイナーなサービスでした。
しかし、2019年は端末料金無料のタダノリキャンペーンの効果か、シェアはまだまだ小さいですがCoiney利用店舗がちらほら見えてきました。
出金手数料200円を月一で行うと、約3年後にSquareの端末料金に並びます。
この日本のEC界、決済界、そしてITベンチャー界を賑わせてきた優秀なメンバーが、他と比較して明らかに差がある部分を放っておくわけがないと思いませんか?
だからこそ出金手数料で現時点では差があっても、Coineyを推すと言うのが私の意見です。
個人的にもCoineyを使い始めて、なんの不満もございません。
実際、クレジットカード決済よりもICカード決済の方が活用されていることを踏まえても、現時点では初期費用がかかってもCoineyがオススメですね。
まとめ
2019年の現時点ではキャンペーンで決済端末無料のCoineyを選ぶで間違いはないでしょう。Squareもいつキャンペーンを行うかはわからないので、合わせて申し込んで使い勝手を比較しながら、メインで使う端末を選んでも良いですね。
どちらもキャンペーンなら無料から導入できる、個人事業主には嬉しいサービスです。
それでは。