【職業欄・業種も迷わない】ハンドメイド作家が開業届を出すべきタイミングと書き方

【職業欄・業種も迷わない】ハンドメイド作家が開業届を出すべきタイミングと書き方

ハンドメイド作家として売上が上がるようになってくると、気になってくるのが税金ですよね。そして、開業届という手続きがあることを知って、このページにたどり着いたのではないでしょうか。

関連記事:【初心者向け】売上いくらから税金?副業のハンドメイドでも確定申告は必要?

本記事は、開業届をしなければいけない気がするけど、いつやるべきかわからない。書き方も仕組みもわからない。そんな方向けの記事です。

結論から申し上げると、売上0でハンドメイドで作品を売ることを夢見ている段階出なく、少しでも売上をあげているのであれば、私は開業届を出すべきだと考えています

では、見て行きましょう。

開業届は知識がなくてOK!理由は簡単に開業届を作成できるソフトがあるから

開業届って何だろう。税務署なんて行ったことない。心配になってしまいますよね。でも大丈夫です。

なぜならほとんどの方が開業届なんて言葉知らないですし、税務署も名前くらいしか知りません

やりながら理解していけば全然問題ないのです。さらに言うと、現代では開業届に関してはあらかじめ勉強して学ぶ必要すらありません。

なぜなら、開業届を簡単に済ませることが可能な開業freeeと言うソフトがあるからです

ソフトの中で、質問に答えていくといつの間にか開業届ができてしまう、と言う何ともありがたいソフトなのです。すごい時代がやってきましたね。

質問に答えるだけで開業に必要な書類が一括作成 開業freeeは無料で試せる

開業届って売上があるならばお金の面で言うとメリットしかないので、手続きが楽であれば楽であるほど、ハンドメイド作家としては嬉しい流れですよ。

ちなみにもちろん、ハンドメイド作品を販売するのやーめたとなった場合にも、廃業届には金銭は発生しません

ハンドメイド作家は立派な個人事業主

開業届を無事提出すると、あなたも立派な個人事業主になれます。販売することが事業として国に認定される形になりますので、身が引き締まりますよ(笑)

そして、個人事業主になると何が変わるかというと、色々変わります。

特に、確定申告で「青色申告」が提出できるようになるのは大きなメリットですね。開業届と合わせて、青色申告承認申請書を提出するようにして、メリットを享受しましょう。

ハンドメイド作家にとっての青色申告のメリットは何かと言うと、以下の2つがあります。

  • 青色申告特別控除(最高65万円)→最大65万円の税金が浮く!
  • 赤字が繰り越せる(3年間)→赤字を他給与で補填し収入が減るので税金が浮く!

すごいメリットですよね。詳しくはこの記事がわかりやすかったので、シミュレーション部分だけ引用しますね。

年間収入600万円 必要経費250万円 その他控除7万円 基礎控除38万円の場合


白色申告の場合の計算例

600万 − 250万 − 7万 − 38万 = 305万(課税所得金額)
305万 × 0.1 = 305,000
305,000 − 97,500 = 207,500(所得税額)

青色申告(65万円控除)の場合の計算例

600万 − 250万 − 7万 − 38万 − 65万 = 240万(課税所得金額)
240万 × 0.1 = 240,000
240,000 − 97,500 = 142,500(所得税額)

出典:白色申告と青色申告の違い – メリット・デメリットなど

 

イメージ的には、「経費管理をしっかりする必要があって手間をかける代わりに、税金をとても抑えることができますよ」って感じですね。

経費管理・・・面倒臭い。思った方、いらっしゃると思います。でも、最近は色々な発展が組み合わさり、日々の経費管理ももずぼらでも何も問題ございません。

なぜならハンドメイド用クレジットカード、ハンドメイド用銀行口座、クラウド会計ソフトの合わせ技で、ほとんど自動で確定申告に必要な書類が溜まって行きますからね

確定申告についてはこちらの記事で詳しく解説しておりますので、ぜひ合わせてご覧ください。

関連記事:【初心者向け】売上いくらから税金?副業のハンドメイドでも確定申告は必要?

ハンドメイド作家が開業届を出すべきタイミングは?

よく疑問に感じたり、色々なブログ記事でも言及されていますが、ではいつ開業届を出すべきなのか、と言う話について解説します。

月20万円以上売り上げを上げられたら、とか販売を開始したら開業届を出さないとダメです!と煽るものなど・・・混乱してしまいますよね。笑

確かに厳密に言うと、事業を開始したら1ヶ月以内に開業届を提出する必要があるのですが…

ハンドメイド作家バリバリ初心者の場合、販売する行為が事業なのか?と言う判断もまた曖昧なんですよね。

さらに言うと「事業とは」と言う部分が大事何ですね。以下の記事がわかりやすかったので引用します。

「事業」とは反復・継続・独立している仕事のことをいいます。
反復とはその仕事を繰り返して行うこと、継続とはその仕事をずっと行うこと、独立とはその仕事がどこかの組織の所属していないことです。

出典:副業の基礎知識

これをハンドメイド作家に当てはめるとするならば…「継続して販売する意思があり、売上をあげて所得を得ている状態」というイメージです。

なので私が判断するのであれば、

  • ハンドメイド作家として販売を続けていこう!
  • 売れた作品がある!

こんな気持ちとレベルであれば事業と判断して良いです。上述したように開業届を出せば、節税ができるチャンスが増えるだけで、損はほとんどありません。(繰り返しになりますが、経費管理をしっかりする必要があります。が、そのハードルもかなり下がっています)

ちなみに余談ですが、開業届を出すタイミングを結局後回しにした場合にも、ハンドメイド製作を始める時や、販売をしていく際にかかったお金は、後付けで経費にすることが可能です。

つまり、開業届を後にすることを判断した場合にも、何にどれくらいお金を使ったかを把握することはとても大切なのです。

経費管理の基本は領収書なのですが、実はクレジットカードの明細書も領収書がわりにすることができます。と言うことで、もう勘の良い方はお判りですかね?

ハンドメイド製作、そして販売を始めたら、まずハンドメイド 専用のクレジットカードを作って、支払いをそのカードにまとめることがオススメです。この明細全てがハンドメイドのです。となったら楽ですからね。

個人事業主や中小企業向けのカードなどもあるのですが、開業届の予定もまだなのであれば普通のクレジットカードで何の問題もございません。

いわゆるお得なクレジットカードの中で、まだお持ちでないカードを作ってハンドメイド 専用にして行きましょう。

お好みのカードで構わないのですが、やっぱり楽天カードはオススメできますね。理由としてポイント還元率が高いのはもちろんのこと、ハンドメイドの道具や素材を楽天でお得に購入できる場合が多くあるからです。

ハンドメイド作家が経費管理するなら「楽天カード新規入会キャンペーン」

ハンドメイド作家が書き方で悩む項目は業種や職業欄

ちょっと開業届を出さないと決めた方向けに話がそれたようになってしまいましたが、カードの話は開業届を出す方こそ重要ですからね。

開業届と同じく、経費管理や確定申告が楽になるコツをいかにまとめておりますので、ぜひご覧ください。

関連記事:【初心者向け】売上いくらから税金?副業のハンドメイドでも確定申告は必要?

さて、開業届自体は開業freeeで質問に答えるだけで完了することをご紹介しましたが、ハンドメイド作家の場合は結局質問で困ってしまうことが多いんですよね。笑

その多くが、業種と職業欄についてです。

実のところ、開業届って「わかればいいですよ」みたいなゆるいスタンスなので、嘘ではない人に伝わる表現であればOKです。

といっても、じゃあ何とかけば・・・と無限ループになりかねないので、ハンドメイドアクセサリーの場合の例だけご紹介します。

  • 職業欄「アクセサリーの製作・販売」
  • 事業の概要「アクセサリーをハンドメイドで製作して、ネットショップや店舗で販売している」

といった感じですね。自分らしい表現にすると、モチベーションにアップに繋がりますよね。素敵な表現で、気分良く開業届提出を済ませましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ちょっと売れてきて、継続してハンドメイド販売を続ける気持ちがあるのであれば、開業freeeで簡単に開業届を作成してみてみましょう。

質問に答えるだけで開業に必要な書類が一括作成 開業freeeは無料で試せる

では。

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