minneやCreemaというハンドメイド作品のマーケットだけでなく、BASEというサイトでもハンドメイド品のネット販売が可能です。
本記事は、ハンドメイド品をBASEにも出品してみようかな?と思いBASEについて調べてみた方向けの記事です。
BASE最高!とか、売れないのはあなたのショップのせいでは?というBASEについてポジティブな記事が多いので、あえて「デメリット」をメインにお伝えします。
本記事を読めば、デメリットを理解した上で、BASEに出店するかしないかを判断できます。
では早速みていきましょう。
ネットショップ開設サービスで評判も良く人気の「BASEとは」
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BASEは香取慎吾ちゃんがイメージキャラクター(?)を努めている「30秒!」で、あなただけのネットショップが無料で開設できるというネットショップ作成サービスです。
BASEを利用するのに必要な手続きは、まるで無料の掲示板でも登録するかのような簡易的なもの。
公式サイトに用意された、3つの項目を入力するだけで、ネットショップを開業する準備ができてしまいます。これ自体については、本当にすごいサービスだと私も思っています。
ちなみに、
初心者がBASEに出店する本当のデメリット3選
早速デメリットを3つあげていきます。逆にいうと、このデメリットがご自身に当てはまらないかも?という方にはBASEはぜひおすすめということになります。
結論から申し上げると、以下の3点がデメリットです。
- BASEアプリ内にハンドメイド好き(あなたの特定のジャンル好き)ユーザーは多く無い
- 更新が無いとBASE内で評価されにくい
- お客様集めはSNSなど他のサイトからお客さんを誘導するしかほぼ道は無い
一言で言うと、「お客様はBASEにはいない」と言うことですね。
では一つ一つ詳細をみていきましょう。
1. BASEアプリ内にハンドメイド好きユーザーはもちろん多く無い
BASEと言うのはどちらかと言うとツール的なサービスでして、それはそれは良いサービスです。ジャンルが幅広く、ハンドメイドに限らず広範囲の製品が販売されています。
つまり、ハンドメイドに興味のあるユーザーは少ないです。しかし逆に言うと、新規獲得の可能性も、うまくやれば無いことも無いです。
ただ、他で売れないからBASEどうかな?とかそう言う視点でBASEを見ているのであれば、やめたほうがいいですね。
2. 更新が無いとBASE内で評価されにくい
これはminneやCreemaでもそうですが、ある程度の更新が無いとBASE内の評価が上がりません。更新といっても、ほとんどが新商品の追加ですよね。新商品を今後もどんどん追加するような作家さんであれば、BASE内での評価は上がっていくかと思います。
もう1つの方法が、BASEの追加App(追加機能だと思ってください)で追加できるブログを更新するという方法です。これもものすごいマメな方じゃ無いと、なかなか難しいですよね。
専業ならまだしも、副業で作ってブログも書いて・・・と言うのはなかなか難しい話だと思います。
3. お客様集めはSNSなど他のサイトからお客さんを誘導するしかほぼ道は無い
2でBASE内の評価が上がったところで、の話なのですが、BASEアプリからの集客はよっぽどでなければ無いと思ったほうが良いですね。
つまり、Twitter、Instagram、自社HPなど、別の媒体からお客様をBASEのページに誘導するしか販売可能性はほぼ無いのです。
もちろん、別媒体というのはアナログなものでも構いません。名刺にQRコード、実店舗にQRコードのポスター、イベント出店時にQRコードアピール、なんでも良いです。
でも、わかりますか?
ほとんどがすでにお客様がいる方向けの施策なのです。0からTwitterやInstagramをフォロワー1000人超まで増やして、購入いただくのはなかなかハードな技ですからね。
(何よりSNSから誘導するならBASEじゃなくても良い)
BASEは、BASEに期待してBASE内から集客したい人には向かない
デメリット3つをまとめると、結論として「BASEは、BASE内から集客したい人には向かない」と言うことがわかります。
BASEはあくまで「無料で簡単に自分オリジナルのネットショップが開設できるツール」と言う立ち位置で考えましょう。
ポイントは、「オリジナル」ですね。minneやCreemaをはじめとしたマーケットへの出典ですと、オリジナリティを出せ無いですからね。
デメリットを踏まえてBASEへの出店をメインにして向いている方の特徴
以上の話を踏まえてどんな方がBASEへの出店が向いているかまとめてみます。
まとめるといっても、「こんな人」と一言では言えないので思いつく限りのパターンを以下に挙げさせていただきますね。
- すでに実店舗がある人
- 販売サイト頼りでなく集客可能だが、BASEより販売手数料が高い人
- SNSが大好き、またはこれから頑張ってフォロワー1000人目指したい人
- 自分オリジナルのネットショップがどうしても作りたい人
- 販売ブログを書く習慣をつけるつもりの人
こんな感じですね。
でも、これはあくまでメインのネットショップとしてBASEを使ったらどうか、と言うパターンです。サブショップとしては、多くの方におすすめできますよ。
多くの方はBASEはサブショップとして使うべき理由
販売時にしか料金がかからない料金設定のBASEですから、使えるシーンがあるのであれば使ったほうがお得ですよね?
例えば、すでにInstagramにも多くのお客様がいて、minnne内の検索からも購入していただけるような中級者のハンドメイド作家さん。
こんな方は、手数料を比較してみてください。Instagramから買ってもらえるなら、極論Instagramで直接DMなどして購入いただくのが、販売手数料を取られずお得ですよね?でもこれではトラブルなどが怖いので、ここでBASEが登場です。
2,000円の作品を販売したとすると、minneであれば10%の200円が販売手数料としてminne側に入りますよね。
BASEですとどうでしょう。BASEでは販売手数料が3.6%+40円、サービス手数料が3%と設定されています。わかりにくいのでまとめると、BASEでは販売時に手数料として6.6%+40円がかかります。
つまり2,000円の作品を販売した時には、2,000円 × 0.066 +40 =172円
ちょっと安くなりますよね。
ちなみに、販売価格が1,000円の時には106円とminneのほうがお得になります。
計算をしてみると、1,200円ほどを界に、minneとBASEのお得なほうが変わってくるのです。
手数料は時期や比べるサイトによって変わるのでこのくらいにしておきますが、おそらく単価が高めのものを販売している方はBASEを併用したほうがお得になりますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。デメリットをお伝えしつつ、BASEの活用法までご提案いたしました。
もちろん、私もBASEを利用しております。
あくまで私の経験と知見の限りの記事なので、ご自身なりの活用法を編み出していただければ幸いです。
では。