【ハンドメイド作家の事例で解説】確定申告で領収書もレシートもない!紛失時の対処法

【ハンドメイド作家の事例で解説】確定申告で領収書もレシートもない!紛失時の対処法

事業をやっていると、あれ?領収書がない…と紛失してしまったり、そもそももらい忘れたりってことがありますよね。
そんな時、潔く自腹を切るなんてこと、もうやめにしませんか?

本記事では、まさにそんな悩みを持った方向けに、領収書の代わりに利用できる最強な4つのものをご紹介します。

特にハンドメイド作家という個人事業の事例で注意点などを挙げているので、ご自身の事業に対応させてイメージしながら読んでいただけると幸いです。

本記事を読めばもうよほどのことでない限り自腹を切ることはなくなります。

 

では、早速見ていきましょう。

領収書やレシートがなくても経費に認められる可能性がある理由

大前提として、実は所得税法上/法人税法上、経費には領収書が必要だなんて言う規則がないからです。

もし税務調査などが来てしまった場合にも、ご自身がどう言う用途でどのように使用したお金なのか、調査官に説明ができれば良いのです。

でも、難しそうですよね(笑) 領収書が一番簡潔で、わかりやすいからと言うことです。やはり、領収書があるに越したことはありませんから、今後は確実に保管するように気をつけましょう。

保管に関しては、今では電子保管も認められており、クラウド会計(確定申告)ソフトを使えば簡単に保管ができるのでおすすめです。有名なクラウド会計ソフトはいくつかあるのですが、機能差や価格差もあまりなく、使い心地の差がある程度です。個人的なおすすめは確定申告freeeです。無料期間があるので、ぜひ試してみてください。

以下の記事で有名な会計ソフトの比較をしておりますので、検討してみてください。

関連記事:税金と向き合いたくないフリーランスのための会計ソフト比較まとめ!

 

領収書とは、金銭の受け渡しを証明するために金銭の受け手(お店など)が発行する証明書のことを意味します。金銭の支払い手は、金銭を実際に支払ったという証拠として、収入を得るためにかかった費用などを把握・証明するために領収書が必要になります。

出典:領収書がなくても経費にできる!レシート・カード明細など領収書の代わりになる5つの証明書類とは?

領収書とレシートを無くしたときにまずやるべき2つのこと

上述したように、領収書があるに越したことはありません。どうしてもない場合には、まずは以下の2点で検討しましょう。

  • 購入元に領収書の再発行の打診をする
  • 支払証明書または領収証明書をもらう

領収書の再発行ができれば、願ったり叶ったりですよね。ちょっと恥ずかしい気持ちもあるかもしれませんが、そこはグッと抑えて問い合わせてみましょう。

領収書の再発行がだめでも、店舗によっては購入を証明する書類を発行してくれることがあります。「領収証明書」や「支払証明書」といって有料になる場合が多いのですが、領収書に準ずるくらい、シンプルにその代金の支払い証明になるので使いやすい書類です。

ハンドメイド作家の場合

ハンドメイド作家としての活動の場合、楽天やAmazonなどのネットショップであれば心配いらないのですが、注意したいのはイベントですね。

イベントに出店しているお店から購入する場合は、領収書だけでなく連絡先がわかる名刺のようなものをもらうようにすると良いでしょう。

作家さんは多くの場合、名刺を用意していますが、原材料系のお店の方はなかなか用意していないことも多いかと思います。

そのようなお店で購入する場合には特に注意してくださいね。

領収書の代わりに利用できる最強な4つのもの

ここからが本題です。領収書がないし再発行できないし支払証明書も発行できない。でもまだ可能性があるのです。
4つ、代表的なものをご紹介します。ご自身の事業の範囲でもイメージしながら読んでみてくださいね。

1. クレジットカード明細

クレジットカードの利用明細も、もちろん領収書の代わりに利用できます。購入店舗(企業)と金額、日付が正確に記載されてますからね。

いわゆるビジネスカードの必要はないのですが、事業に使うクレジットカードはプライベートと分けるのがおすすめです。

2. ネット通販の確認メール

Amazonや楽天などネットショップで材料や用具を購入する場合、ほとんどがクレジットカード支払いかとは思うのですが…購入確認のメールも証明書として利用できます。

メールを定期的に削除する習慣がある方は、要注意です。「ご購入の確認」など、重要なワードが入っているものは特定フォルダ(またはラベル)に移動して保管するなど、念のための動きも重要ですよ

3. 出金伝票

どうしても領収書が発行されないような場合の出費の場合は、「出金伝票」と言うものを領収書の代わりにするのが吉です。

出金伝票は、支払い証明書同様に支払いを証明するための用紙ですが、ご自身で記入する用紙と言うのが違う点です。

文具店や100円均一など、意外と身近なお店で購入することができます。さらに、実は必要事項があれば良いので、エクセルなどで自作したものでもOKです。

出金伝票を自作する場合は、以下の項目を含めるように記入しましょう。

  • 支払い先
  • 日付
  • 支払い金額
  • 支払い内容

これらを気をつければ、出金伝票として利用できる可能性が高いです。

4. セミナーや体験会などの参加証明証や招待状

ハンドメイド作家であれば新しい技術を習得するためにスクールの体験に行ったり、販売についてのセミナーに参加する可能性もあるでしょう。このような場合、うっかりとして領収書がもらえないケースがあります。

そんなときは参加証や修了証、招待状を領収書の代わりにできる可能性があります。

コツとしては、事業に関わる何かは全て保管することですね。笑

まとめ

いかがでしたでしょうか。領収書が最後の手段ではないのが、ご理解いただけたかと思います。

ハンドメイド作家の活動では、他の事業よりも領収書がもらえない可能性の高いシーンが多くあります。

より注意して、「事業に関わる何かは全て保管すること」を意識して行きましょう。

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では。

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