ハンドメイド販売を始めようとしたときにまず検討することの一つとして、どこのサイトで売ろうかな?というところで悩みますよね。
判断基準として大きく、今まさに比較しているのが「手数料」ではないでしょうか。でも、実は手数料だけで比較して、ハンドメイド販売サイトを決めてしまうのは少々危険です。
本記事ではその理由をお伝えしつつ、手数料よりも大切なハンドメイド販売サイトを選ぶ観点をご紹介します。
では、早速見ていきましょう。
手数料の比較だけでハンドメイド販売サイトを決めるのが危険な理由
結論から言うと、客層も出品の仕組みもそれぞれに色があり、別物だからです。みなさんもイオンで売るか伊勢丹で売るか迷っている、と言われたらそこ迷わないでしょ…と気づきますよね?
ハンドメイド品を販売できるサイトもそれぞれの顧客層も違いますし、さらには売る仕組みが違います。そして、手数料はあくまで、売れた上でどう自分の利益を残すかという観点で比較してますよね。
つまり、売れる作家さんになってからの悩みなのです。作家さんの結構な割合の方が、ほぼ売上がないと言っても差支えがないほど、売れていません。
だから、手数料で機械的に比較すると言った思考は危険なのです。
手数料よりも大切なハンドメイド品を出品するときに必要な観点
結論から言うと、どこの手数料が安いかより大切な観点は、あなたのお客さんいる場所で売りましょうという観点が必要です。
もう一歩先まで含めて言うと、あなたの作品をどうお客様に届けるかという点を考える必要があります。つまり、あなたのお客さんになり得る方がいて、その方にちゃんと届くのかということです。
整理すると、
- あなたのお客様になり得るユーザーが使っているサイト
- そのユーザーに届きやすいサイト
というのが理想の状態であり、それがどのサイトなのかという見方で探す必要があります。
1つ目の観点はたしかに各サイトに色があって、仕分けもしやすいです。しかし2つ目の観点は、ほとんどのサイトでは難しいのが現状です。
なぜかというと、長くそのサイトで販売しているハンドメイド作家が、どうしても売れやすい仕組みになっているからです。新しくその販売サイトで販売を始めて、サイト内からお客さんを集めて販売できるようになるには、年単位での時間が必要な可能性も大いにあります。
それを解消できる方法は2つあります。その1つめの方法が、ハンドメイド作家さんの競合がまだ少ないサイトを利用することです。
2019年5月現在、その観点でオススメの販売サイトは「ココナラハンドメイド」のみです。
ココナラハンドメイドはまだまだもちろんユーザー数も少ないのですが、それ以上に作家同士の競合が少ないのが利点です。
あなたの作品まで見てもらった上で、買うか買わないかの判断をしてもらえます。あなたの作品に合うユーザーがいるかどうかは、ぜひサイトを見て判断してみてください。サイトに販売されている作品や、サイトの雰囲気などから嗜好や年代がある程度想像できるはずです。
ココナラハンドメイドには残念ながら自分の作風に合うユーザーがいなさそうという場合には、minneやCreema、iichi、BASEなどもっと競争の激しいサイトでの販売をしなくてはなりません。
その場合、サイト内からのアクセスはほぼない状況が続くでしょう。その段階になって初めて、手数料を気にすることが有効になってきます。
なぜならこの場合は、SNSやブログなど、販売サイトとは別のアプローチでお客様を獲得する必要があるからです。外からのリンクなどで集客するので、はじめのうちはそのサイト自体の集客力があまり意味をなさないのです。
ただし、外からのアクセスで売上が上がってくると、サイト内での評価も上がり、徐々にサイト内のユーザーからも購入されるようになります。
その段階まで踏まえると、手数料よりもやはりそのサイトに自分に合うお客様がいるのかという観点が大切なのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ネットでのハンドメイド販売は、売れるまでなかなかの辛抱が必要です。
楽しく作って、いかに継続できるかが大切ですよ。
では、素敵なハンドメイドライフを。