ハンドメイド作品を販売サイトに出品して、はじめて受注の連絡は忘れなられないほど嬉しい体験ですよね。でも、忘れがちなのが、その後どうすれば良いのかということ。
はじめて売れたとき、その後に何をする必要があるのか、手順をあらかじめ知っておければ、慌てずに対応ができますよね。また、うまく対応できることでお客様の満足度が高まり、リピーターに繋がる可能性も高まります。
本記事は、初めてハンドメイド作品が売れた!または初めて出品したけど売れたらどうしよう…とちょっと心配になっている方向けです。
売れてからやるべきことを、受注から発送までの流れをイメージできるように解説します。これを読めば売れた嬉しさそのままに、冷静に発送まで進めます。
また、ハンドメイド作品を販売する際のクレームやトラブル対策としての注意点は、以下にまとめています。合わせてご覧ください。
関連記事:【必読】パクり・クレームトラブルを事前回避!ハンドメイド販売の注意点
ハンドメイドが売れたらの前に丁寧なコミュニケーションが大切
末長くハンドメイド作家としてやっていくために、忘れてはいけない、最も大切なことがお客様とのコミュニケーションです。
これはハンドメイドに限ったことではないですよね。お客様への感謝の気持ちを常に持って、丁寧・親切なコミュニケーションを心がけましょう。作品は良いけど対応がな…とか言われてしまったらもったいないですからね。
ハンドメイド作品が売れてから発送までのやることリスト
ではまず、受注をしてから発送までの流れの全体像を見て行きましょう。それらを、一つ一つご説明していきます。
- 受注の連絡が販売サイトから届く
- お客様の支払い状況を確認する
- お支払い状況に合わせたメッセージをお客様に送る
- 決済確認とお届け先が表示されたら梱包/ラッピングをして発送する
- 発送が完了したことをサイト内で伝える
ざっと流れはこのようなイメージです。利用しているサイトによって受注のメールや発送通知のやり方は微妙に変わってきますが、今は大まかに理解できれば良いでしょう。
では、この流れにそって解説していきます。受注連絡と合わせてお客様の支払い状況を確認できるので、そのあとのアクションから見て行きましょう。
ハンドメイド作品が売れたら購入のお礼が第一
売れたことがわかったら、まずはお礼のメッセージを送りましょう。どんな形式でも構いませんが、お客様への感謝の気持ちを込めてお伝えすることが大切です。メッセージをお客様に送ることで、ちゃんと注文を確認していることも、ありがとうの気持ちが伝わりますからね。
( 入金が未確認の場合 )
××××様
ご注文、誠にありがとうございます。商品詳細に記載している通り、発送はご入金が確認できてから×日後を予定しております。作品の発送が完了しましたら、改めてご連絡をさせていただきます。また、何かご不明点やご希望などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
××××より(作家名)
( 入金が確認済みの場合 )
××××様
ご注文、誠にありがとうございます。商品詳細に記載している通り、発送は本日から×日後の×月×日を予定しております。作品の発送が完了しましたら、改めてご連絡をさせていただきます。また、何かご不明点やご希望などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
××××より(作家名)
ハンドメイド品を発送していいかの判断は支払い状況次第
発送まで進めるかどうかは、お客様の支払いが済んでいるか否かで決まります。最近はクレジットカード決済が主なので受注通知の時に決済が完了していることも多いのですが、コンビニ支払いや銀行振込など、後から入金をする場合には注意が必要です。
決済方法は販売サイトがそれぞれ決めているものなので、多くはハンドメイド作家が設定できるものではないんですよね。
クレジットカード決済の場合には、お届け先は既に見える状態になっているはずなので、もう梱包・ラッピングに進めます。コンビニ支払いや銀行振込の場合には、浮かれた気持ちを少しだけ抑えて、入金を待ちましょう。
お客様の立場になってもわかると思うのですが、振り込みを忘れていたり、忙しくてなかなか支払いまで進めないことも普通にあり得ます。最悪の場合には勢いで注文したけどお金がないから、なんてキャンセルされることも。
入金の確認ができるまでは、1、2日、いやもう数日くらい待つようにしましょう。入金ができたら、サイト内で確認、メールやアプリのプッシュ通知でお知らせが来るはずです。入金確認が終わると、サイト内にお届け先が表示される、といった仕組みです。ここまできてやっと梱包・ラッピング準備ですね。
ただし、稀に入金前にも「発送してほしい」まだサイトで確認できていないのに「入金したから早く送って」とお願いされる場合があります。ワクワクして早く届けてほしい気持ちは嬉しいのですが、入金確認が取れていないまま発送するとトラブルになりかねないので、お断りしましょう。この時も、誠意が伝われば大丈夫です。
梱包をしっかりして発送することがお客様満足度UPに繋がる
私はよくメルカリでも買い物をするのですが、メルカリってたまに恐ろしい梱包で届いたりすることもありますよね。笑 だからといってメルカリを使わない、にはならないのですが、やっぱりそういう出品者さんかどうかはより調べるようになります。
梱包がいいから次も買おう、まで徹底した素晴らしい梱包をするのは正直難しいですが、梱包が気に入らないと次は買わない、という可能性は多いにあるんですよね。
それだけ梱包って、大切なんです。そして、具体的に梱包時に必要な手順は以下です。
- 緩衝材を使って作品を守ろう
- 包装は適度にしよう
- 納品書を入れよう
- お礼の手紙を書こう
ここでも、梱包自体に加えて、お客様と積極的なコミュニケーションをとるチャンスがあります。お礼の手紙を書いて、買ってよかったな、と思ってもらいましょう。
包装に凝りすぎることはないですが、アクセサリーならオリジナルの台紙を使ったり、マスキングテープを使うと簡単におしゃれに仕上がるのでオススメです。
お礼の手紙なんて書いている時間がないよ…て方も、年賀状スタイル(と呼んでいます)で少しでも手書きで書いてみてることを強くオススメします!年賀状スタイルとは、印刷のテンプレに2,3言だけでも手書きでメッセージを追記する手法です。
発送が完了したら、サイト内で発送が完了した旨を伝える操作をして、一連の流れは完了です。
ハンドメイド販売サイトごとに口座登録は完了していますか?
入金が確認できて、といっても自分の口座に振り込まれているわけではありませんよね。自分の口座は自分の口座として、販売サイトに登録をしなければいつまで経ってもお金を手にすることはできません。
忘れがちな作業ではあるので、ぜひお早めに口座登録を済ませましょう。
まとめ
販売サイトでハンドメイド作品が売れてから必要なことを解説してきました。流れがわかれば、一つ一つの作業も落ち着いてできますよね。
Amazonなどスピード重視の買い物と違って、お客様も急いでいることは少ないので、慣れるまでは発送までの時間に余裕を持つというのもコツですね。
ハンドメイド作品を作って、売るまでの流れがわかったので、これからどんどん売上を伸ばしていきましょう。売れてから発送までの流れに加えて、実際に売るとなればトラブル・クレーム防止のためにも様々な注意点があります。合わせて確認してバッチリになりましょう。
関連記事:【必読】パクり・クレームトラブルを事前回避!ハンドメイド販売の注意点
では。