ハンドメイド販売を始めようとしたときにまず検討することの一つとして、どこのサイト/アプリで売ろうかな?というところで悩みますよね。
判断基準としてよく他の記事でフォーカスされているのは「手数料」ですよね。
でも、実は手数料を比較して、ハンドメイド販売サイト/アプリを決めてしまうのは良くありません。
本記事ではその理由をお伝えしつつ、手数料よりも大切なハンドメイド販売サイト/アプリを選ぶ判断基準をご紹介します。
では、早速見ていきましょう。
手数料比較でハンドメイド販売アプリを決めるのが危険な理由
結論から言うと、客層も出品の仕組みもそれぞれに色があり、別物だからです。
みなさんもイオンで売るか伊勢丹で売るか迷っている、と言われたらそこ迷わないでしょ…と気づきますよね?
ハンドメイド品を販売できるサイトもそれぞれの顧客層も違いますし、さらには売る仕組みが違います。
そして、手数料はあくまで、売れた上でどう自分の利益を残すかという観点で比較してますよね。
つまり、売れる作家さんになってからの悩みなのです。
作家さんの結構な割合の方が、ほぼ売上がないと言っても差支えがないほど、売れていません。
だから、手数料で機械的に比較すると言った思考は危険なのです。
ハンドメイド販売アプリを選ぶ3つの判断基準
繰り返しにはなりますが、手数料比較はこれから販売を始めようという方に最も必要な観点ではありません。
ではどんな観点でアプリを品定めすれば良い子でしょう。
結論から言うと、以下の3つの観点を手数料とは別に持つことが大切です。
- あなたのお客さんになり得る方がいるアプリか
- 集客の流れまでイメージができるアプリか
- 売上が大きくなってきた時にどんなブランドにしていきたいか
「選ぶ判断基準」と書きましたが、ハンドメイド販売アプリはどれも無料で使えるので、できる限りすべてのアプリで出品を進めましょう。そこから、どれをメインに使って育てていくかの3つの判断基準というイメージです。
なぜなら、上記の判断基準と言われても、使ってみないとわからない部分が大きいからです。
では、1つ1つを見ていきましょう。
① あなたのお客さんになり得る方がいるアプリか
まずは【あなたのお客さんになり得る方がいるアプリか】という観点です。
これは上述したように、売り場を間違えたら売れるものも売れないということです。
minneやCreemaは多少の利用層の違いはあるにせよ、大きな差はないと思うかとしれません。
でも、作品を出してみると反応に差が出てくるものなのです。
はじめのうちは多くの販売アプリに出品をして、反応を見ながら絞っていったり試行錯誤をすることがオススメです。
合わせて、自分の作品はどんな方向けの作品なのか、誰に届いて欲しい作品なのかの具体的イメージを固めていくことが必要です。
小難しい用語は基本的には使いませんが、まさにこれがブランディングにあたりますね。
② 集客の流れまでイメージができるアプリか
もう一歩先の話が、あなたの作品をどうお客様に届けるかという点です。
これが2つ目の観点で、【集客の流れまでイメージができるアプリか】です。
想定できる経路は例えば、以下のようなイメージです。
- 初めての方はどんな検索ワードで検索してたどり着くのか。
- どこのカテゴリからアクセス
- SNSなど外部からたどり着くのか
- 新商品紹介のプッシュ通知からアクセス
①であなたの作品のターゲットが決まったら、どうやって届くのかをイメージしましょう。上記のように想定をした時に、あなたのお客さんになり得る方が本当にその行動をしそうなのかを考えましょう。
その上で、最も自然な流れでお客様が来そうな構成や、機能のあるアプリを有力候補として考えれば良いのです。
しかし、すぐに思った通りの集客ができるとは思わない方が良いです。時間をかけて、育てていく必要があるのです。
そのためには、まずはハンドメイド販売アプリの外からお客様を集めてくる必要も出てきます。
それは、だんだんと外からのアクセスが増えてきたり、購入が増えてきてやっと、アプリ内からのアクセスや購入が生まれてくるからです。
委託販売やイベント、SNSからの集客など、まずは色々な経路を試してみてください。
③ 売上が大きくなってきた時にどんなブランドにしていきたいか
ハンドメイド作家は自分自身をブランディングしていく必要があります。
それは、「なぜお客様は、あなたから買うのですか?」という問いの答えです。
外から集客をしつつ、サイト/アプリ内からも徐々にお客様を獲得できてからは、よりあなたの作品やお店を、あなたらしさを確立することで新しいお客様を獲得しやすくなります。
一目見てあなたはどんな作品をつくる作家なのか、世界観を伝えられるような状態が望ましいです。
作品に統一性を持たせるのであればminneやCreema、iichi、ココナラハンドメイドのようないわゆる作品を出品するスタイルでも良いかもしれません。
しかし色々なジャンルにまたがって販売をしていたり、いくつかの違う雰囲気の作品を取り扱ってるとそれでは少し難しいです。
そんな場合には、ネット上に「あなただけのお店を開くことができる」、BASEやStores.jpがオススメです。
このように、自分の作品ラインナップに合わせて、どのハンドメイド販売アプリだとブランディングしやすいかをイメージしていきましょう。
繰り返しになりますが、その感覚もはじめのうちは分からなくて当然です。
色々なハンドメイド販売アプリを試して、徐々に確立していきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ネットでのハンドメイド販売は、売れるまでなかなかの辛抱が必要です。
楽しく作って、いかに継続できるかが大切ですよ。
では、素敵なハンドメイドライフを。