ハンドメイド、売れない…在庫が増える…でも創りたい…という負の連鎖に陥って悩んでおります。と言う旨のお悩みをYahoo!知恵袋で拝見しましたが、これって多くの人のお悩みですよね。
そんなお悩みを持つ方を多くみてきたのですが、傾向として大きく3つ、共通点があることがわかりました。
本記事ではその3つの共通点をお伝えしつつ、どんなことを意識して活動をしていくべきなのかまでご紹介します。
本記事を読めば、その後気持ちよくハンドメイド作家としての活動ができるはずです。
では、早速みていきましょう。
売れない！在庫が増える！と悩むハンドメイド作家さんによくある3つの共通点
売れないなあと嘆くハンドメイド作家さんをみていると、多くの方が同じようなところが原因で、売れていないということがわかってきます。
ここからはそのパターンが大きく3つ、ご紹介します。
その１：そもそも作品の「質」が高くない
そもそも売るレベルまで実は到達していない場合があります。個人差はもちろんありますが、100こ以上の試作品を作るくらいの気持ちで続けないと、と私は思います。
「質」が高くなってから売らないとダメ、とは言いませんが、売れるまでのハードルを低く見積もり過ぎている人が多いのです。
ハンドメイド作家という仕事は、「専門的な技術を身につけてその技術で稼ぐ仕事」ですよね。この考え方をした時に、「売れるまで」つまり仕事になるまでどのくらいの勉強（練習）期間が必要でしょうか。
例えば、最近人気の職種であるITエンジニアになるには、400時間ほど必要と言われていたりします。
分野は違えど、未経験から技術を身につけてそれを仕事にするためには、そのくらい時間も投資する必要があるということです。
売れないと嘆くまでに、どのくらいの時間をかけてスキルの習得を目指しましたか？まずは「ハンドメイド製作が好き」という気持ちを忘れずに、「継続」することが大切です。
その上で、「その２」や「その３」を意識していきましょう。
その２：作品に「あなたらしさ」が感じられない
一番多くのパターンがこのタイプです。ハンドメイド作家さんの多くは、ものすごい職人気質で他の人に作れない作品を作っている方は、実は多くありません。
イベントやminneなどのネットショップで良いものを見つけたら、作ろうと思えば作れる作品が多いですよね。それでも売れるようになるためには、何が必要でしょうか。
もちろん、答えは一つではありませんし、絶対的な正解もありません。でも1つ言えることが、「あなたらしさ」が感じられないということです。
作品一つ一つで圧倒的なあなたらしさを感じられるのが理想ではありますが、それは難しいですよね。なので、作品ベースで強烈なあなたらしさを出すのは、ゆくゆくで良いと思います。
ではまずは何から始めるべきか、それが作品全体を通してのあなたらしさです。もちろん、全て同じ系統、と言う極端なことをしなくても良いのですが、わかりやすさは大切です。
例えば、私のお気に入りの作家さんであるkinokoさんを事例にみてみてください。
説明するまでもなく、世界観がしっかりされていますよね。ネットではもちろん、イベントや委託販売のブースも、世界観がとてもわかりやすいので、目につきやすいです。
これは割と極端な事例ですが、色々な切り口から「あなたらしさ」を見せていくかを常に考えていきましょう。そのさきに、見えてくるものがあるはずです。
その３：「お客様」は来てくれるものだと考えている
その２も、集客に繋がる施策ではあるのですが、そもそも「お客様」は来てくれるものだと考えている方が多いですよね。
目に触れた後の戦略としてはその２が効果的なのですが、そもそも誰も来ないということがネット販売の場合は一番の課題です。
お客様は自然に集まってくるのではなく、自分からが動いてファンを育てる意識が必要です。ネットでの集客がどうしても苦手という方は、リアルな販売経路を軸足に置くような戦略ももちろんあります。
ですがいずれにせよSNS（少なくともInstagram）は必須、さらにどうファンを作っていくかという意識を持つのは必須です。
あなたの作品が誰かに知られて、買われて、どういう経緯でファンに育っていくのか、１つのストーリーは語れるようにしておきましょう。
もちろんその通りのパターン以外であなたのお客様、ファンになってくださる方はいますが、自分で語れないようでは運任せでしかなくなってしまいますからね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
作り始めてから売れるまで、数ヶ月どころでない期間が必要なハンドメイドですが、好きな製作をしていて仕事になるかもしれないというのはやっぱり素敵ですよね。
いかに「好き」という気持ちを持ったまま「継続」できるか、これが結局一番大切だったりします。
では。
