minneやCreema、ココナラハンドメイドでいざハンドメイドを販売しよう!と何とか出品までこぎつけたけど、なかなか売れない…なぜか売れない。なんで?得意のハンドメイドで稼ぐぞ!と意気込んだにも関わらずもう挫折寸前…
本記事は、そんなかたが挫折しないように読んでいただきたい記事です。というのも、作品の質が良くても、minneやCreemaなどのいわゆる大手ハンドメイド販売サイトで作品を販売するには、ある程度のコツが必要だからです。
本記事では「作品の質」を上げるということ以外、ハンドメイド販売サイトでの販売のコツを網羅して解説しています。
ココから自分に必要だと感じた部分を実践して、早めに「売れた!」という経験を作っていきましょう。
売れなくても諦めるのはまだ早い。稼ぐコツの前に初心を思い出そう
ハンドメイド作品の製作を始めたあなたは、きっとワクワクでいっぱいで作品創りをスタートさせたことと思います。
まだ売れていないですが、気持ちはどうでしょう。楽しんで作れていますか? ちょっとくじけそうな気持ちになってしまっている方は、まずは初心を思い出してください。楽しい気持ち。ワクワクした気持ち。焦らなくても、大丈夫ですから。
あとは、これも大切です。「あなたはハンドメイド作品を通じてどうなりたいか。」
お金持ちになりたいのか、共感してくれる人に正しく届けたいのか、など、どうなっていきたいのでしょうか。
それによっても取り組む手段は結構変わってきますから、この機会に改めてしっかり考えてみましょう。
初心者がminneやCreemaのハンドメイド販売サイトで売れない理由
「初心者」という定義は、「製作歴」の話ではなく、「販売歴」だと思って読み進めてください。
minnneなどのハンドメイド販売サイトでなかなか売れないという方は、原因は大きく分けて以下の3つがあります。
- 信頼性がない:レビューが少ない、誰だかわからない、統一感がないなど
- 見せ方がよくない:商品名の魅力がない、写真が微妙、商品説明が良くないなど
- 商品力がない:質が良くない、需要がない、買う理由がないなど
質が悪いから売れないのでは、と思いがちですが、実際に販売サイトで売れない理由で一番大きいのは、信頼性がないということに尽きます。言い換えると、信頼できるネタがないということでしょうか。
数ヶ月や1年未満で諦めるのはまだまだ早いです。さらにいうと、ココで説明することを実践せずにやめるのは早すぎです。
では、一つ一つよくある問題点や改善策をみていきましょう。
ハンドメイド販売初心者は信頼性が皆無?売れるコツは信頼の積み上げ
まずはレビューを集めることを優先しよう
ネットの商品を購入するハードルは少し前に比べると大きく減ってきていますが、それでも購入にいたるにはその作家さん、つまり販売者から買うに値すると判断してもらわないといけません。
で、お客様はどこを見てその作家さんが信頼できる人なのか、安心して取引ができる人なのかをみるかというと、それの筆頭こそがレビューなんですね。
だからこそ、初めのうちは購入にいたるハードルをとことん下げることが大切です。
自分がどんな人物かわかるようにしよう
レビューをもらうためには、購入していただかないといけないですね。レビューが最も大事と言いながらも、正攻法でやるならまずは購入していただかなければなりません。
正攻法でいくならば、「お客様が安心する」ような工夫をすることです。プロフィールは充実していますか?TwitterやInstagramで人となり(に加えてセンス)がわかるようなことを書いていますか?自己紹介的に、ブログを書いてみるのも良いかもしれません。
いずれにしろ「この人から買ってみようかな?」と思ってもらえるネタを増やす意識が大切です。
レビューをお願いするのも辞さない
正攻法で売れれば良いですか、それだけで売れたら苦労しないですよね。 いかにレビューをつけてもらうかのために、「初心者なので特別安くします」と正直に伝えるのも一つの手です。
よくある無料アプリのように、レビューを星5くれたら広告を出さないよ、というのはなかなかゲスいですが、戦略としてはうまいですよね。そこまでいかないとしても、レビューをくれるなら割引交渉ができる、のようにSNSで宣伝してみるのも手ですね。
少なくとも、購入してくれた方には手書きのメッセージで全力でレビューをお願いしましょう。それが力になるんです、という話です。(リアルに)
またできるのであれば裏技として、友人に購入してもらう、というのも良いでしょう。応援してくれる友人なら喜んで引き受けてくれるかもしれません。(ただし購入してもらったということにして自分で支払う、のようなセコいことは良くないですよ笑)
商品数を少しは増やそう
あとできることとしては、商品の数を増やしてみるというやり方もあります。これは商品数が少ないと、あまりに初心者っぽさがでるということに尽きます。商品数がものすごい多いのにレビューが全くない、というのも不安を煽りますからね。
結局バランスが大切になります。
いずれにせよ、あなたのページを見てお客様はどう思うか、これを常に意識することです。信頼されるために、努力を重ねる。信頼がまだないときは、いかに信頼できるネタを作るか、その積み重ねで実績が伴ってきます。
ミンネやクリーマで作品の魅力はお客様に正しく伝わっていますか?
「あなた」自身の魅力は伝わる状態になることが最重要事項なことは間違い無いのですが、やっぱり作品自体にも工夫できる点はたくさんあります。
今度は「作品の魅力が伝わっているか」にフォーカスしてみていきましょう。
作品名を見直してみよう
まず大切なのが、「作品名」です。作品名は、その作品の特徴・魅力を表す名称になっていますか? 作品名がものすごい印象的だといいのは間違い無いのですが、そんなネーミングセンス、無いですよね。私も無いです。。。笑
そんな方は、まずは「検索に引っかかるように」という意識をして見ましょう。例えば超基本としては「スワロフスキ」などの部品名ですね。
お客様がどんな気持ちで作品を探している時に、あなたの作品と出会うのか。そのストーリーを組み立てましょう。
そしてそのストーリーにあったキーワードをなるべく含むよう、作品名を決めてください。お客様にも響きやすくなり、目にも止まりやすくなります。
作品の写真にはこだわろう
検索結果が並んだ時に、どの商品を選びますか? 写真が印象的な作品という方がほとんどかと思います。 検索結果に出るような作品名と商品説明になった後、検索結果には出るようになるでしょう。しかし、残酷ですがこの写真が良く無いと商品詳細ページまでたどり着かないんです。
何も一眼レフで必ず撮ってください。までは言いません。納得できるまで撮影をしていますか?検索結果に並んだ自分の作品を見て、詳細が見たくなるような魅力がその写真にはありますか?
まずは納得できるような写真を用意していきましょう。加工は実物とかけ離れない程度にほどほどに、他の自分の作品との雰囲気のバランスが崩れないように調整していきましょう。
ちなみに写真だけでなく、作品も納得できるものだけ売りに出しましょう。作品の質にムラがあるのは、良い方向には転びません。
そして写真の撮り方だけでなく、アクセサリーは台紙であったり、ロゴを作ってみるなど、作品の写真をブランディング化していきましょう。
写真の雰囲気だけで、「自分の作品」と特定できるくらいに差別化できるとなお良いです。
作品の説明文でしっかりお客様の心を掴みにいこう
タイトルと写真で詳細ページにいった時、最も確認するのは2枚目以降の写真でしょう。ただ、最後に購入の決め手に、説明文の吟味は欠かせないです。
なんとなく写真を見て、文章をなんとなく読んで…これだ!!!と思わせる文章を目指しましょう。
作品の値付けは適正ですか?値段の付け方は思った以上に大切
ここまでうまくいって最後の最後に購入されないとしたら、それはもしかしたらおかしな値段を設定しているという可能性もあります。
写真のチェックなどと同様に、自分の作品を買いそうなお客様をイメージして、検索して見てください。そして、比較検討になるような作品の値段みてください。その上で、自分の作品が選ばれるであろう値付けをするのです。
やはり常に、お客様の行動、心を掴みにいくという意識が大切です。
商品力という言葉には、「質」以外も含まれています
作品の「質」を常に上げていくということは、ハンドメイド作家さんならみんなが持っていると思うんですよね。
でも、その作品を芸術作品ではなく商品として売っていくのであれば、商品にフォーカスした観点だけでも、質以外の観点が出てきます。
例えばそもそもその作品は「需要があるのか」。これ、作品作りを主眼に置いている方が忘れがちなんですが、とても大切です。少なくとも、自分の作品を欲しいと思ってくれる方がどこにいるのか、少なくともその観点だけは持ちましょう。
もしかしたら、minneで売っている時点でなかなかハードルの高い戦いを強いられている可能性は十分にあります。小手先でどうこうというのは好き嫌いがあるのでどうしてもしょうがないところですが、「自分の作品は誰のために作っていて、その人はどこにいるのか。」これは常に忘れないようにしていきましょう。
売れないものも売りたい!ハンドメイド販売ですぐ試せる売上UPのコツ6連発
ここからはある程度テクニック的な話になってきます。そうは言っても早く売って見たいんだ!ちょっと色々やらないといけないことはわかったけど、ちょっとは売らせてくれよ・・・そんな方向けになってきます。
1. 売れている人気ハンドメイド作家さんの商品を購入してみる
とは言ってもまずは半分正攻法です。売れているハンドメイド作家さん、いますよね?売れっ子になるには必ず理由があります。ものすごいおしゃれとか、ものすごいSNSが得意とか、対応がものすごいいいとか、コンセプトがしっかりしている、など見える部分と見えない部分の良い点があると思います。
それを見つけて、自分が人気作家になるとしたらどこで攻めていけるのか、早めに想像を膨らませましょう。
2. 入り口商品を作ってみる
これはハンドメイド作品に限らず、ネットショップ運営でよく言われている話ですが、「入り口商品」を作ることはとてもオススメできるテクニックです。
売上UPには、新規顧客を獲得するかリピーターにどんどん購入していただく必要があります。その、新規顧客を増やす有名な施策が、入り口商品を作るということです。入り口商品て結局なんぞや…
一つだけやたらお買い得な商品を作る。
代表的なのはこれですね。楽天市場などの競争の激しいマーケットでよく行われていて、そこから次回クーポンやまとめ買いで送料無料など、様々な施策を合わせてお客様の獲得に勤しんでいます。
3. 人の悩みを解決する商品を作ってみる
入り口商品はちょっと小手先すぎるなあ好まない方には、こんな切り口もオススメです。人の悩みってなんだ?と思うかもしれませんが、これはなんでも良いです。自分の作品が誰向けなんだ?という話と近いですが、具体的にターゲットが定まりやすい作品を作るのです。
例えば、「金属アレルギー対応」。ライバルが急に減りますね。他にも、耳が痛くなりやすい方向けのイヤリングであったり、考えてみると色々な可能性があります。
あえてここにたくさんは書きませんが、想像を膨らませてみてこれだと思うものがあれば挑戦して見てください。
4. プレゼントにオススメ商品を作ってみる
ラッピング対応をしてみるというのももちろんですし、もはや商品自体をプレゼント向けにするというのもオススメです。人ってお土産だったりギフトにすると急にお財布の紐が緩くなるんですよね。笑 説明文などの工夫で琴線に触れることができれば、購入してくれそうですよね。
もちろん、ギフトになると品質も大切になってくるので、高額なものは熟練の経験者出ないと厳しいかもしれません。高校生・大学生くらいが身近な友人にさらっと贈るのに適したようなものができれば、良い気がしませんか?
5. (裏技オススメしません) minneでお気に入りを増やす方法
これはminne(ミンネ)の仕様が変わったらすぐできなくなりますし、そもそもちょっとセコすぎるのであまりオススメではないのですが、こんな方法もあります。
※責任は負いかねます。
お気に入りが多くて購入されない、という悩みもあるのですが、お気に入りが増えるとなんだか売れそうな気がしてきますよね。
この方法を使うと、「新着上位」に、複数回掲載することができます。出品中の商品を一度、「公開しない」に設定し、更新します。そしてその後「公開する」にして更新するんです。
簡単ですよね。やっぱり新着順でみる方は多いので、その度に数個のお気に入りは獲得できます。
6. 季節やイベントに合わせた商品を作ってみる
季節的な商品であったり、ハロウィンなどのイベントに合わせた商品を作ってみることも戦略としてあります。
ただし、例に出したような大々的なイベントだと競合はむしろ増えるので、ニッチ目で自分の作風にあうものがあれば、試してみるといったレベルにとどめておいた方が良いでしょう。
(番外編)くじける前にオススメ!売れる嬉しさはメルカリで体験しやすい
本記事でここまでご紹介したテクニックは、主にminneやCreema、iichiをターゲットに考えた戦術です。これでもなかなかすぐに売れるということはないかもしれません。
ちょっとくじける寸前だわ…
そんな方には、メルカリを試してみることがオススメです。メインの売り場としてはオススメできないのですが、「売れる」嬉しさというのは感じやすいです。
なぜなら本当に売れやすいから。
メインにオススメでないというのは、メルカリの文化が「値下げ文化」だからです。自分の愛着ある作品をどんどん値下げ値下げと言われたら、それはそれでいい気分はしないですよね。
「誰かに自分の作品が届く」この喜びは、メルカリで得られる可能性は高いです。くじけそうになっている方は、まずはメルカリで売ってモチベーションアップをはかりましょう。
メルカリの登録がまだの方はコチラから登録しましょう。
ハンドメイド販売サイトからの脱却まで目指そう
本記事では、商品づくりの考え方の根本としてはマーケティングに触れましたが、主に「集客」を省いてご紹介してきました。これは初心者のハンドメイド作家はまずは作品にフォーカスを当てて売れる経験をしていって欲しいという気持ちがあるからです。
そうは言っても、ゆくゆくはInstagram(インスタグラム)やTwitterといったSNS活用をしたり、自分のホームページやブログで集客をするなど、様々な手法を使っていく必要があります。
そしてそのさきにあるのが、販売サイトからの脱却(脱却がいいとも言い切れませんが)です。
自らのホームページからの販売、SNSで直接販売など、自分の作品のファンを増やした先には、様々な可能性が広がっています。
もちろん、インターネットを活用した集客だけでなく、リアルなイベントを活用するのも欠かせません。直接のコミュニケーションがきっかけで、ファンになるという流れはかなり強いですからね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。自分自身がどう見えているか、作品の見せ方、そしてテクニックと、広範囲でご紹介させていただきました。
できる範囲で実践してみて、自分にあったやり方を見つけましょう。
では。