HPを作ろうとしたとき、HP制作会社だと高過ぎて、自分で作るのは難し過ぎて無理そう…諦めかけたけど、グーペというものがあるらしい…でも、評判はどうなのだろう?自分に合っているサービスなのかな?
本記事はまさにそんな方向けの記事です。Webサイト制作やWebコンサルを行ってきた私だからこそわかる、どんな事業のHPにオススメか、どんな人のHPにオススメかを整理してみました。
本記事を読むことで、グーペが自分に合っているのかどうなのか、事業の特徴や自分の性格と合わせて判断することができます。
それでは早速みていきましょう。
グーペ(Goope)でつくるHPの口コミ・評判・特徴・オススメ情報のまとめ
グーペの特徴
グーペとは、HTML/CSSといったコードを書かなくても、テンプレートを利用して簡単にホームページが作成できるサービスです。運営はminneなども運営しているGMOペパポというGMOグループの代表的な会社の一つです。
GMOペパポはminneやCanvath、Suzuriといったトレンドに乗ったサービスを運営していることもあり、「おしゃれで今風のHP」を作るといった面が特に魅力だなと感じます。
GMOグループは上場企業で、グーペの運営も既に5年以上続いていることから、急なサービス提供停止の恐れも低いということも安心です。
グーペの口コミ・評判
グーペの評判や口コミはインターネット上に結構な数があるのですが、それが結局自分にとって影響があるのか、気にしなくていいことなのかがわからないと意味がないですよね。
「自分にとってどうなのか」という点は後半で解説しますので、まずは一般的な評判をいくつかご紹介します。
1つ目の出典は、「レンタルサーバーを比較するなら100社レンタルサーバー比較 > グーペ(Goope)」という記事。
良い点
- 綺麗でオシャレなwebサイトが簡単に手早く作れる
- テンプレートが豊富
- 低コストなのに機能が豊富
- 最短1日でwebサイトが作れる
- ネットショップ運営向き
- 専門的な技術や知識が要らない
- HTMLやCSSのカスタマイズも出来る
惜しい点
- FTPに入って直接編集できない
- 基本的なページレイアウトが決められている為、突飛的なカスタマイズが出来ない場合がある
- カレンダー表示は1ヶ月のみ
- 地図は1つしか表示できない
- 予約フォームはカスタマイズ出来ない
- SEO対策が弱い
出典:レンタルサーバーを比較するなら100社レンタルサーバー比較 > グーペ(Goope)
この記事の情報で、いわゆる機能の観点での情報は網羅されているといって過言ではないでしょう。次に、グーペのオススメ情報をまた参考記事からご紹介した上で、私の見解を統合した表をご紹介します。
グーペのオススメ情報
「レンタルサーバーを比較するなら100社レンタルサーバー比較 > グーペ(Goope)」では、以下のように述べられています。
とにかく簡単にwebサイトが作りたい、という方向き。
特にネットショップ系の運用に向いているのかなと思います。
出典:レンタルサーバーを比較するなら100社レンタルサーバー比較 > グーペ(Goope)
また、「グーペの口コミ評判|プロのWebデザイナーが使って分かったメリットとデメリット」では、以下のような結論が紹介されています。
飲食店や美容院といった小規模ビジネスで、ホームページを持ちたいなら、グーペで十分
これらの情報は間違ってはないのですが、結局この情報だけで自分に合っている!使おう!となるかどうかの判断材料としては少し弱いんですよね。
ということで、ここからが私の見解です。まずは、出典として掲載させていただいている2つの記事の情報をまとめた上で、私のコメントを加えると以下のようになります。
メリデメ | 内容 | コメント |
メリット | 綺麗でオシャレなwebサイトが簡単に手早く作れる | ご自身がこれが魅力になる「事業」なら強力な強み |
テンプレートが豊富 | オシャレと同様に、事業によっては強力な強み | |
低コストなのに機能が豊富 | 単純に誰にとってもメリット | |
最短1日でwebサイトが作れる | そこそこのクオリティですぐ試せるのは異常なメリット | |
ネットショップ運営向き | ネットショップへの知見が強い運営ということも強み | |
専門的な技術や知識が要らない | 逆に専門的な技術や知識があるなら使わない方が良い | |
HTMLやCSSのカスタマイズも出来る | 自分でやる必要はなく、ココナラなどで発注すると良し | |
デメリット | FTPに入って直接編集できない | この書いてある意味がわかるなら使わないでガッツリ作るべし |
基本的なページレイアウトが決められている為、突飛的なカスタマイズが出来ない場合がある | このカスタマイズがご自身の事業に大きく関わるなら・・・ | |
カレンダー表示は1ヶ月のみ | 2ヶ月先の話が重要な事業かどうかが判断軸 | |
地図は1つしか表示できない | 住所が掲載されればGoogleマップに飛びますよ? | |
予約フォームはカスタマイズ出来ない | ここが致命的になるかどうかは無料体験で判断すべし | |
SEO対策が弱い | 基本的な対策はされているので、気にするほどでもない。 |
いかがでしたでしょうか。いくつか、あなたの事業で強みになりうるのか?など、「あなた」やあなたの「事業」に関しての観点がありましたよね。
ここで改めて、グーペのHPが評判通りオススメできる「事業」や「人」の特徴について、整理してみました。
ご自身の性格や事業の特性、状況などを踏まえて、グーペで試してみてOKなのか、他を検討すべきなどをご判断ください。
グーペのHPが評判通りオススメできる「事業」の3つの特徴
まずはどんな「事業」の場合に、グーペを用いてのHP制作がオススメになるのかをご紹介します。
HPのデザイン性やトレンドキャッチアップがある程度必要な事業
1つ目は、一言で言うならば「イケてる」ことがメリットになる事業です。例えば、アパレル、アクセサリー、雑貨、カフェなどがドンピシャで当てはまりますね。
食べログやInstagramで興味を持ったお客様が、いざHPを見てしょぼくて来店しない・・・なんてことになりかねないですからね。
もっと言ってしまうと、このようにオシャレなどのキーワードが当てはまるような事業の場合には、低クオリティのHPは公開しない方が良いです。
だからこそデザイン性が魅力になる事業の場合には、まずはグーペで短期間/低コストでオシャレなHPを作ってみて、1,2年運用して様子を見ると言うのが有効に働いてきます。
SEOの重要性が高くない事業
2つめにあげられるのが、SEOの重要性が高くない事業の場合です。そうは言ってもSEOは重要でしょ?と思われるかもしれません。
実は「ショップ名」など明らかに特定できるようなキーワードでしっかり1位が取れる程度にSEO対策がなされていれば、どのサービスを使ってもSEOへの影響はさほど大きくはございません。
では、多くの事業体の場合、どこからユーザーがやってくるのでしょうか。これをみて、とはいえ自分のサイトには検索エンジンからしか流入が期待できない・・・と言う方はSEOを徹底的に対策しましょう。
- ポータルサイトからやってくる
- SNSからやってくる
大きく分類すると、この2種類に分類されます。例えば飲食店なら、ポータルサイトは食べログなどが当たります。食べログやRettyなどのポータルサイトであなたの店を知り、リンクなり改めて店名でGoogle検索をしてやってくると言う流れです。
2つ目が、SNSからの流入です。TwitterやSNSをやっていないというお店はかなり少なくなってきましたが、まだまだ取り組んでいないお店も多くあるとは思います。
しかしこれだけは伝えたいのが、SEO対策よりもSNSを頑張った方が良い事業体は多くあります。
その代表的な事業が、1つ目に紹介したデザイン性やトレンドキャッチアップが効いてくる事業です。なぜなら、SNSはあなたの事業の世界観を自由に伝えられることができるからです。
そう言った意味だと、別にオシャレでもトレンドでなくても当てはまりますよね。あくまであなたが届けたいメッセージや世界観を表現する場、それがSNSだからです。
上述したようにポータルサイトで知って、SNSであなたのお店(なりブランド)を検索す流という流れも、今後はSEO以上にあるでしょう。
SNSでタグることが、公式の発信も口コミも見られる、有効な情報収集になっているのです。
ネットショップとの相性がいい事業
雑貨、洋服などはもちろん、そうでなくてもネットショップと相性が良い事業はやはりグーペのオシャレなHPはオススメができますね。
それは、グーペなら同じGMOペパポが運営しているカラーミーショップが、格安で利用することができるからです。
飲食店もグッズや自宅用の商品などを展開しやすいですし、整体院などでも自社ブランドでなくても、あなたがオススメするグッズをネットで販売すれば良いのです。
グーペのHPが評判通りオススメできる「人」の3つの特徴
事業的には、「オシャレ」だったり、「世界観」「メッセージ」を伝えるのが魅力になる事業がグーペをオススメできるということですが、今度は「人」にフォーカスを当てて考えてみましょう。
こちらも、大きく3つのタイプが、グーペによるホームページ制作がオススメできると思っています。
では、一つずつ見てみましょう。
パソコンが苦手でも、自分で何かを作るのは好きな人
1つめのタイプとしては、パソコンが苦手でも、自分で何かを作るのは好きな人です。
グーペはHTML・CSSが不要で簡単にホームページが作れるのは本当ですが、それでも作るということには代わりはありません。
理想はパワーポイントなどの資料作成は好き、というくらいのレベル感の方が一番合うと思いますが、少なくとも何かを作ることが好きな人である必要性はありそうです。
ココナラなどでデザインを外注するのもOKなのですが、それでも発注の際にコミュニケーションが必要です。実作業として何かを作るのが好きでなくても、何かを作る際のこだわりみたいなものはある方が向いていますね。
SNSが得意・好きな人
2つ目としては、SNSが好きな人です。SNSってやっぱりどうしても好き嫌いが分かれるところですよね。
取り組んだことない方には固定観念で判断して欲しくはないのですが、一度やってみてダメな場合は無理して運用する必要はございません。
でも、SNS内であなたのお店やブランドの名前で検索して、「HP的な役割」つまり自己紹介的な意味を成せるアカウントまでは全員が作るべきかと思います。
その上で、さらに積極的な運用を試してみようかな?と思う方には、ぜひグーペでの気軽でオシャレなHP作成はとても向いているでしょう。
なぜなら、SNSとHPの相乗効果が大きいからです。HPがSNSアカウントの信頼性の証になり、SNSがHPへの流入の稼ぎ頭になるのです。
私の知り合いには、SNS好きでこんな人までいました。お店を始める前に準備段階としてHPを作ってしまい、SNSアカウントも同時に開設したのです。
そのアカウントでどんどん投稿して世界観を広めて、オープンの時にはすでに多くの見込み客が育っているという状況を生み出したのです。
これは少し極端な例ではありますが、SNSと絡めると、大きく初期投資をせずともお客様を集められるということなのです。
HPをずっと運用するかはわからないけど挑戦してみたい人
最後に3つめとしてご紹介したいのが、事業の継続性が未定な方や、始めたばかりでHPの重要度をまだ定められていないような方にもオススメできるということです。
SNSから小さく育てた例もそうですが、あれがもしうまくいかなくても、別のことに力を入れるように変わるのみですよね。
だって、SNSは無料、グーペ も数ヶ月運用しても1万円以内です。ハイクオリティのHPで、トライアル的に運用ができるということも、グーペの大きな魅力の一つです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。記事という形なので、結果的にあなたにオススメできる!できない!をバシバシ言える形ではないですが、自分にグーペがあっているのがどうかはイメージができたのでは?と思います。
グーペは15日間無料で始めることができますので、本記事のような観点を忘れないようにしつつ、試しに使ってみて再度判断するのが一番良いかと思います。
では。【Webのプロが解剖】グーペの評判や特徴からどんなHPにオススメか整理してみた